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[行事報告]2022年4月21日・22日 高校1年思索と対話のオリエンテーション

例年高校1年生は4月の早い時期に「思索と対話の春合宿」を行い、中学生から高校生の切り替えをし、高校生活をスタートしています。新型コロナウィルスの影響により今年も宿泊はできませんでしたが、1日半を使って「思索と対話のオリエンテーション」を行なって深く物事を考え「高校生」になってほしいという目的のもと、様々なプログラムを行いました。

はじめに、このオリエンテーションの目的を確認しました。「思索」とは論理的に筋道を立てて考えること。「考えて答えをさがす」という意味になります。「対話」とは向かい合って対等の立場で話すこと。自分の考えをきちんと伝えたうえで、相手が話す内容の意味も追求しながら話すのが「対話」です。この2つのことを軸に、自分を知り、他者の考えを知ることで、より自分を理解し、これからどう行動していくか考えることを目的にしていると伝えました。

まずは様々な文章を読み、答え(正解)のない「問い」を立てることを行いました。今まで接することがなかった文章も多くあったと思います。少し背伸びした、「問い」を立てました。これを次の日の「対話」に使いました。クラスの友だちとこの考えた「問い」について話をすることはいつもと違う話題であり、新鮮であったと思います。自分の考えが深まった生徒もいたと聞いています。

また「思索」として、自分の過去を振り返り自分を知ることを行いました。細かく時間を区切り、幼稚園のとき、小学校のとき、中学校のときの自分を振り返りました。自分は何に対して感動したのか、悲しかったのかを知ることで、自分という人間を見つめることができたのではないでしょうか。

その「思索」と「対話」をもとに、最後はこれからの自分を考える時間を作りました。どう生きていきたいのか、どんな大人になりたいのか。未来のことを考えることはとても難しいことだと思いますが、静かに自分に向き合っていたのが印象的でした。

このプログラムが高1の生徒たちの良い変化のきっかけになればと思います。